こだわり拝見再発見 VOL.8

明るくたくましい音色が、
心を揺さぶる。

 スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドに欠かせない音色といえば、ドラム缶でできたメロディ楽器「スティールドラム」である。ハンマーで叩いて凸凹になったドラム缶の底を、ゴムが巻かれた木製のスティックで叩くと、明るくたくましい音色が鳴り響く。その残響音も独特だ。
 スティールドラムの発祥地は、カリブ海最南端の島国、トリニダード・トバゴ。アフリカから連行された奴隷たちが、征服者との長く激しい戦いの中から作り出したといわれている。時代を越え、国境を越え、今も多くの人々の心をとらえて離さないのは、当時の人々の生き抜く力が音色に宿っているからなのかもしれない。
 スキヤキ・スティール・オーケストラ(SSO)の始まりは、スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドが5回目を迎えた95年にトリニダード・トバゴからオーケストラのトッププレイヤーを迎えて、約1ヶ月間スティールドラム教室が開催されたのがきっかけ。そして、14年目の今も20名以上の音楽好きが時間の合間を縫って集まり、練習を重ねている。今年のスキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドでも、その演奏を楽しめるのが嬉しい。

スティールドラム画像
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