
演者の息遣いが感じられる、
じょうはな座の花道。
じょうはな座には、県内で唯一、客席を通る花道がある。全長15.5m・幅1.5m。決して長い方とは言えないが、花道の上に敷かれた所作台には檜の無垢材が使われており、贅沢な造りとなっている。花道の魅力は、舞台上よりも演者と観客との距離が縮まり、会場全体に一体感が生まれること。特に花道の七三といわれる場所は、演者が登場時や退場時に一旦立ち止まり、見せ場を作るところであるため、演者の息遣いが聞こえ、演者を身近に感じられる。本格的な舞台を造ろうという思いから生まれた、じょうはな座の花道。電動式ではなく、組み立て式であるため、約5名で2時間ほどかけて組み立てられる。スタッフの苦労がしのばれる花道は、傷さえも深い味わいへと変化し、時とともに舞台に馴染んでいくのも魅力。その変わりゆく様を見続けるのも、じょうはな座の楽しみ方のひとつといえよう。
