こだわり拝見再発見 VOL.10

節のある絹織物が、
まちの未来を紡ぐ。

 和の情緒漂う町並みを歩くと、どこからか機を織る音が聞こえてくる。それは生活音と似ていて、妙に心を和ませてくれる。
 ここは絹織物の産地として栄えた城端。古くから「つむぎ」と称され親しまれてきた絹織物が今も大切に受け継がれている。それを見られるのが、「じょうはな座」の展示スペースだ。その壁面には、伝統の技を活かした「絹」が使われている。
 絹とは、貴重な玉繭から作られる玉糸を使った絹織物のこと。玉糸は2本の糸が複雑に絡み合っているため、微妙な節が現れるのが特徴。その節が醸し出す独特の風合いと絹の光沢が、絹の最大の魅力だ。
 この絹を作っているのは、城端にある「松井機業場」。明治10年(1877)の創業以来、絹を作り続けている会社だ。今、機を織れる人は少ないが、同社では4人の職人が日々絹づくりに勤しんでいる。
 今、全国で絹づくりが盛んなのは城端だけ。じょうはな座に訪れたら、その貴重な絹をじっくり観賞してほしい。「むぎや」や「曳山」とともに、未来へ残したくなることだろう。

絹づくり画像

jointoダウンロード

Adobe Reader

データをご覧いただくためには、PDFファイルの閲覧用ソフトが必要です。
Adobe Readerのダウンロードはこちらからどうぞ。

Copyright (C) Jointo. all right reserved. This site needs Flash player. Please download Macromedia.